2018年02月08日

興奮の嵐!『日本むかし話』

 あっという間に過ぎ去った1月、プライベートで一番興奮したのは、新橋演舞場の初春大歌舞伎、『日本むかし話』です。
 市川海老蔵さんの大ファンなので、成田屋さんの公演はほぼすべて観ていますが、そのなかでもダントツ! いま思い出してもゾクゾクします。

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 もとは海老さんの自主公演で上演したものを、初春用にバージョンアップ、宮本亜門さんの演出で、「浦島太郎」「桃太郎」「花咲か爺さん」「一寸法師」「かぐや姫」という5つの昔話をひとつにした新作歌舞伎です。
 海老さんの愛娘、麗禾(れいか)ちゃんの出演でも話題になっていましたね。

 まず冒頭からからして凄すぎる。レーザー光線が飛び交い、紗幕にはプロジェクションマッピング! なになに、これ、歌舞伎ですよね、というド派手な演出に、疲れきっていた私の眠気も吹っ飛びました。
 ここから宇宙と地球と異次元をつなぐ、壮大な物語が始まります。
 竜宮城から鬼が島へ、幕開けに出て来た不思議な石が、5つの物語を絶妙につないでいきます。
 桃太郎は鬼の視点から描かれていたのが新鮮! キャラの立った鬼たちに大笑いしました。
 一寸法師の目線で、姫が巨大に描かれたのもなるほどねー! キレのある舞踊も見事でした。
 誰もが知っている昔話も、立場や視線を変えることで、こんなに新しい物語になるのですね。宮本亜門さん、素晴らしいです。
 海老さんは、「ここ掘れ、ワンワン」の白犬で登場、宙乗りも披露して会場を湧かせてくれました。
 何より、一番の盛り上がりは、麗禾ちゃんのかぐや姫。星を散りばめたピンクの着物で愛らしい舞を見せてくれて、客席は涙、涙。
 海老さん親子を温かく見守る、満場の拍手に、また涙。
 最後はカーテンコールまであって、夢中で拍手し続けていました。

 驚きあり、笑いもたっぷり、昔話の人情が、歌舞伎の趣向とスペクタクル満載の演出で描かれて、本当に贅沢。老若男女、どの世代でも楽しめる舞台でした。終わったばかりだけど、もう一回観たい! 再演を切に願います。

 歌舞伎の楽しさは、培ってきた伝統をベースに、進化を続けていること。
 何度観ても、新鮮な発見があり、エネルギーをもらえます。 
 大好きな海老さんは、昼夜通しで、12役に挑みました。走り続けるこの人の
エネルギーも素晴らしい。ずっと応援したいと思います!

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posted by 古谷 治子 at 15:15| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする