2019年05月16日

離職防止には自信のタネを蒔くこと

 マネジメントサポートでは、毎年新人が挑戦する恒例イベントがあります。

 それは、「入社2週間めのマネサポ・プレゼン」。

 先輩社員が取り囲むなか、ほやほやの新人がマネサポの事業や商品について約10分、ノー原稿でプレゼンテーションするのです。

 今年は、女性2人が挑戦。前日、「原稿なしなんて無理です」と、能面のような顔で引きつっていたのが、女は度胸があるのか、就活トレーニングの成果なのか、先輩たちの「笑顔がないよ」「お腹から声出してー」とのツッコミに負けず、しっかり笑顔でやって見せたのでした。いやぁ、大したものです。


 毎年このプレゼン大会をやっているのは、“最初の自信”をつけさせたいから。入社2週間の新入社員なんてお客さんのようなもので、できることなどありませんが、そんな状態で数ヵ月が経つと、「自分はここで何をしているんだろうか」と、不安が生じてきます。そのまま、成果・成長が実感できないでいると、「ここは自分にあっていないのかも」と、考え始めるのです。


 成長とは、できないことができるようになる技術的な進歩だけではなく、自信がつく、意義を見出すなど精神的な実感も大きなポイント、この2つの相互作用が次なる成長を促していきます。

 自分の立ち位置が見えにくい1年目は、小さなことでもいいので、分かりやすい手応えを本人に実感させてあげるのがポイントです。

 そのためには、指導する側が、仕事の目的を伝え、具体的な指示出しをすること。そして、必ず報連相を徹底させること。経緯や自分の意見を交えた報連相ができれば、自分の立ち位置も見えてくるはずです。

 生真面目で失敗を怖がる今どきの新人は、質問の声がけをするのにも躊躇するのだとか。そんな小さなことでめげないよう、手間はかかっても周囲のサポートが必要です。

 また、3ヵ月、6ヵ月、9ヵ月と段階を追って評価しながら、常に仕事の基本に立ち返ることも大事です。

 成長には時間がかかるもの。これからの人材を、人財に変えるために、きめ細かくフォローしていきたいものです。





posted by 古谷 治子 at 17:41| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月09日

人間がAIより得意なことってなんだ?

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 怒涛の4月、そして大型連休が終わりました。

 今年もたくさんの新人導入研修を担当させていただきましたが、大手Y新聞様の記者研修の朝、気になるニュースを目にしました。

 それはAI記者のこと。北欧ではロボットジャーナリズム が活況で、スウェーデンのある新聞社では3割の記事をAIが担当しているとか。

 「なんてタイムリー!」と、早速、研修の冒頭でお話ししましたが、新人記者さんたちはさぞドキッとされたことでしょう。

 AIなら株価や天候などデータを扱う記事はお手のもの。すでに世界的な通信社ではAI記者が活躍しています。人間ならデータを集めて調べて書く記事も、AIなら数十秒で完成させます。過去100年の数字を遡るのも一瞬、システムの設定が正しければ、人間のようにミスはしません。

 私のように「あれ、このメモ、何だっけ? この数字は?」などと、慌てたり落ち込むこともないのです(笑)。

 ジャーナリズムに限らず、いずれ労働人口の49%がAIに置き換わると言われています。正確さとスピードでは人間はAIに勝てませんが、もちろん、AIにも得意不得意はあります。それは何か?

 AI研究のトップランナー・松尾豊氏によると、今のAIはデータからの学習は得意で、言語の理解や総合的な判断が不得意。つまり、会話が含む意味内容を理解しながら会話を進めたり常識にもとづいた提案などはできないのだとか。

 人間がAIに負けない点を探すとしたら創造力でしょう。クリエイティビティというと大仰に聞こえますが、例えば弊社なら、研修プログラムにおいて、昨今の業界動向はもちろん、教育・人事のご担当者様、そして研修を受ける側、両方の感情や思考も考えながら、カリキュラムに工夫を加えていきます。これも一つのクリエイティビティです。

 相手の感情や背景を推し量り、工夫を加えていくのは人間の偉大な能力です。こんなことを考えて、連休中は十数年前に学んだ「EQ」の書籍を再び見直しておりました。EQとは「エモーショナル・インテリジェンス」、情動の知能指数のこと。アメリカでは見直されつつあるテーマだそうです。

 AT化は否が応でも進んでいく。それなら、いかに楽しんで共存するか、AIのことを学びつつ、環境変化に負けないようにEQ指数を高めていくべきでしょう。ちょうど五月は爽やかな季節、いろんな刺激を受ければ、EQの指数を上げていこう! そんなことも思いながら今月は積極的に外に出かける予定です。

posted by 古谷 治子 at 11:31| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする