2019年09月24日

女性活躍推進、カギとなる粘土層打開に奔走

 ここのところ、研修のオーダーが多いのは、女性活躍における管理職の意識改革です。2016年春に女性活躍推進法が施行され、一巡したかのようなムードはありますが、実態はどうでしょうか?

 従業員301名以上の大企業の99.3%(3月末日時点)が行動計画の策定・届出をしていますが、女性の活躍状況が優良であるという「えるぼし認定」を受けている企業は838社(4月末日時点)に過ぎません(※)。

 女性比率の高いサービス業、ファッション・美容業界は女性管理職の登用も進みつつありますが、製造業や建設業、運輸、農林水産業などとの隔たりは広がる一方です。

※行動計画の策定・届出は、義務対象企業数16,529社中、届出企業数は16,409社。策定・届出が努力義務となっている中小企業(常時雇用労働者300人以下)の届出企業数は6,041社。(令和元年6月内閣府・厚生労働省発表 『女性活躍推進法の施行状況 及び 各府省等の女性活躍状況について』より)

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 65日から行動計画策定義務の対象が101人以上の企業に拡大、情報公表の強化など法律の一部が改正されたこともあり、弊社には女性活躍推進のための研修依頼が増えています。

 その中でも特に多いのが、「男性管理職の意識改革」です。管理職が変わらなければ、女性活躍は実現できません。そして「管理職は女性には向いていない」という粘土層の思い込みを打破するには、組織の現状の客観的な把握とPDCAが欠かせません。

 組織の現状を洗い出し、女性活躍を阻む要因の発見、女性活躍推進のため具体的目標設定し、他社の取組事例の参照しつつ具体的な実行プランを策定する。ここで満足せずに、アクションと改善を繰り返すことです。

 プランは実行し、改善を加えつつ、整備していくもの。PDCAがなくては、女性活躍は実現しません。


 生産現場の多能工化をはかると同時に教育プログラムを作成し職域を拡大した繊維生産会社、社内ヒアリングとディスカッションを繰り返し、働き方改革との同時進行でロールモデルを誕生させた保険会社、自担、産休、育休をフォローする「イクボス」の育成から始めて社内連携を強化した建設会社、「イクボス」の評価制度を設けて女性管理職教育との同時進行を進めるメーカーなど事例は数多くあります。


 女性活躍は政府のためではなく、働く現場のために進めるもの。組織全員の働きやすさを高め、各々に活躍の場を与えるための必須課題です。

その意義を管理職の皆さんにお伝えし、実行までをサポートするのが私共の役割です。2020年の目標達成に向けて、残された時間は少なく、道のりは遠いですが、今後もマネサポは女性活躍プログラムを大きな柱として取り組んでまいります。




9月のOFF
  愛猫・小太郎がクローゼットでかくれんぼ!
 我が家の愛猫は2匹、のんびり屋さんのノブちゃんと、やんちゃ、甘噛みができない小太郎くんです。

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 ある日、クローゼットが少し開いていたのか、小太郎が引き出しでかくれんぼをしていました。普段は暴れん坊でお騒がせな小太郎、出勤前の「構って攻撃」は強烈です。足にまとわりついて、何度ストッキングを破られたことか。甘えん坊で手がかかりますが、こんなときは本当にカワイイのです。

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posted by 古谷 治子 at 11:17| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月02日

おもてなし、新旧コラボのチカラ

 今年の夏休みは2日間、京都で五山の送り火を堪能しました。年々、観光客が増えて混雑しているという送り火ですが、今回は鴨川の畔でホテルの部屋から「大」の字が眺められる特別プランでした。

 午後8時に点灯が始まると、漆黒の東山に、ぼーっと「大」の字が浮かび上がります。大文字の火床は80m160m120mの長さに計75箇所も! 大谷石の上に薪で井桁を組んで、割木と松葉に点灯するそうで、火元の方は相当な熱気を浴びることでしょう。

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 どんなに天候不順でも毎年送り火の日は晴れるそうで、今年も前日に凄まじい台風が通り過ぎましたが、当日には雨風がピタリと止み、神がかったような夜でした。美しく、幻想的な点灯時間は30分ほどでしたが、穏やかに先祖送りができました。


 もう一泊は俵屋旅館へ、古くは伊藤弘文ら明治の大物、近年ではスティーブ・ジョブズやハリウッドの名優たちも乗客に名を連ねる名宿です。さりげなく季節の名画と調度品が飾られ、客室は数寄屋造り。大きなガラス窓は曇り一つなく磨き込まれて、打ち水をした坪庭が眺められます。書き物机の椅子は座り心地の良さから「ベンツ椅子」と呼ばれ、珍しく手紙でも書きたくなります。

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侘び寂びを感じさせる落ち着いた客室ですが、wi-fi環境もきちんと整備されています。これもインバウンドの常識!

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鮭にたまごにお味噌汁、正しい日本の朝食です。湯豆腐桶は中に炭が仕込めるもの。今では作る職人が減っているそうです。


 部屋には高野槙のお風呂が備え付けられ、井戸水を汲み上げて沸かした湯は柔らかく、湯あたりしないそう。

 賑やかな街中とは思えないほど、ひっそりとした空間は、派手さこそないけれど、人の手をかけたおもてなしが其処此処に感じられます

 数年前に宿泊したときは、常連ではない客への微かな冷たさが感じられましたが、今回は番頭さんのお出迎えから、女将や中居さんの細やかな対応まで、まるで違った温かさを感じました。我慢できずに「インバウンドの影響?」と尋ねたところ、数年前に代替わりをしたそうで、300年の伝統を持つ老舗旅館でも、おもてなしのイノベーションを進めているのですね。


 京都は外資のホテルが増えて、星野リゾートの台頭もあり、老舗といえども時代の荒波に揉まれているはず。増え続ける外国人客に「わかりやすいサービス」を提供しつつ、京都の老舗にしかできないおもてなしをいかに伝えるかが勝負のしどころでしょう。

 長く続く商売に必要なのは、守りながらの攻めです。ふるさだけでは続かず、目新しいだけでもダメ、新旧のコラボレーションが伝統を息づかせるのだと実感した夏休みでした。



9月のON
 クレームの日イベント、今年も無料開催します!
 昨年大好評をいただきました、「クレームの日」記念イベントを今年も開催いたします。弊社が9月6日を「クレームの日」と制定してから13年、今年は少し開催が遅れましたが、激化するクレーム社会に対応すべく、心強いゲストの方々をお出迎えいたしました。
 お一人は関西大学の教授で、カスタマーハラスメント対応の研究で知られる池内裕美先生。もうお一人は弁護士の岡田卓巳先生で、悪質クレームへの法的対応についてご講演いただきます。
 ご参加は無料、HPでも詳細をご案内しております。ぜひご覧くださいませ。

posted by 古谷 治子 at 16:53| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする