秋になって増えているのが来年度の内定者研修、そして女性活躍研修です。
企業の管理職のジェンダーギャップを示す順位では、日本は153か国中131位に留まっていますが、政府が女性管
理職30%程
注目を集めているのが大手建設会社の取り組みでしょう。
加藤建設ではピンクのヘルメットを着用した女性パトロール隊が現場の環境改善を目指して活動中。熊谷組でも女性
社員で結成されたダイバーシティパトロール隊が現場環境をチェックしています。
とは言え、現場の認識や労働時間の長さなど、現場監督での女性活躍にはまだまだ問題が山積しています。
一方で女性目線を活用しているのが製造・サービスの業界です。
厚生労働省の「えるぼし」ホワイト企業認定総数1019社のうち、製造・サービス業は411社と半数近くを占めています(2020年11月1日現在)。
特に中小企業では取り組みが遅れがちですが、フランスベッドはホームケア用品で主婦目線を活用、埼玉の三州
製
菓は女性目線のスナック菓子が大ヒットを飛ばし、男女を同時に昇進させるという大胆な人事制度にも挑んでいます。
女性活躍は制度だけでは進まず、ポイントとなるのは意識と風土の改革です。看板を掲げても、男性管理職と現場の女性が壁を感じているようでは、管理職登用は進みません。
そんな中での意欲を感じるのが九州地方です。
うれしいのは首都圏に比べて、質問や挙手が多く参加意欲が強く感じられること。「もっと早く講座にく
ればよかった」「悩み解決のヒントが見つかった」などの感想もいただき、私自身の力にもなっています。
コロナ時代で一層強く感じるのは、「考えているだけでは実現しない」ということ。いくら構想を練っても机上の空論では、何も考えていないのと同じです。
世の中は思い通りにはならないけれど、やったことには結果が出る。良かれ悪しかれ、まずは一歩踏み出すことです。
働き方改革もダイバーシティも、まずは指導しなくては停滞したまま。小さなことでも行動することの大切さを改めて実感しています。
OFF
芝大門の名店が・・・・
今年は社内イベントが何もできず、せめて年内には感謝の会を催したいとお店探しをしていたところ、大ショック! 芝大門の
ミシュランガイド10年選出のグランメゾンで、その歴史は63年。会食や結婚パーティで何度か訪れましたが、瀟洒な洋館に、豪華な食材を繊細に使いこなす数々のスペシャリテは、まさにフレンチの王道でした。あんな名店までもが……。
最近のオフィス街では、馴染みの店が違う店舗に変わっていることもしばしば。飲食も研修業界もまだまだ試練が続きます。
とは言え、終わりがあれば始まりもある。名店シェフのあの味にまたどこかで出会いたいものです。「静かなマスク会食」が推進される年末ですが、どうか皆様もお健やかにお過ごしください。
古谷登壇のオンライン研修 12月はクレーム対応です。
『ニューノーマル時代、クレーム応対の基本と実践』
https://www.ma-support.co.jp/open_lecture/h-furuya-special-course-claim2/
『ニューノーマル時代のハードクレーム、カスハラにどう対応するか』
https://www.ma-support.co.jp/open_lecture/h-furuya-special-course-claim1/