2021年04月16日

フルヤハルコ 女性社長のONとOFF vol.45

仕事がもたらすものとは?!

                                 

 この春から改めてTwitterをスタート、『古谷治子3.0@風の時代の働き方』というネームで日々のメッセージを発信しています。

 SNSが不得手な古谷が考えたのは、記念日をフックにすること。カレンダーを見ると365日、必ず何かの日として制定されています。そこで「今日は〇〇の日」をフックに、悩める人々をサポートする声を発信することにしました。

 パワフルに見られがちな古谷ですが、度々「これでいいのか」と不安も感じています。ましてや先が見えないコロナ時代、30代、40代の節目にある女性はもっとモヤモヤしているだろう。そんな方々が1歩踏み出すきっかけになるようなつぶやきになればと思います。 

さて、416日は「ボーイズ・ビー・アンビシャス・デー」。札幌農学校で教鞭を執っていたクラーク博士が、「少年達よ、この私のように大きな志を抱け」という言葉を残して北海道を去りました。その精神は北海道水産業の第一人者となった伊藤一隆や教育者の新渡戸稲造らに引き継がれました。

 大志を抱きにくい世の中ですが、古谷の仕事人生も波乱から始まりました。

今では考えられないセクハラトークで、勤めていた会社を辞め、転職活動では「今までの会社の看板なんて関係ない、君自身は何ができるの?」と、20社以上からふられ続けました。

 そこから派遣業のかたわらビジネスマナーを学び、マナー指導者のスキルを身につけていったのです。


 振り返ってみれば、仕事を通して技術を磨き、人脈を得て、可能性を開く扉を見つけてきました。つまり仕事とは、収入を得る手段だけではなく、チャンスの塊であったわけです。

 成長のチャンス、感動のチャンス、様々な人や出来事に出逢う触発のチャンス、そして次の行動を起こすためのチャンス、そして社会に貢献するチャンスなどなど。人によっては財をなすチャンスにもなるでしょう。

 そこに何を孕んでいるかは、はっきりとは見えませんが、

仕事を単純な作業とするか、次なる何かを生み出す機会にするかは、その人次第です。

 大志は見えなくても、一日一つ、楽しいことや、今日はこれができたという自分なりの結果を見つけ、日々の自分に満足を与えていけば、必ず明日の目標が生まれていきます。

 新入社員のみなさんも、今は何も見えない毎日でしょう。

 しかし、必ず「自分にできること」を発見できるようになります。そのきっかけを提供するのが、人事や教育担当であり、そのサポートをするのが私たち研修会社の役割です。

 仕事をつまらなくするのも面白くするのもその人次第、その変革を小さなつぶやきで変えていきたいと、大きな志を抱いています。



(OFF)

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物見遊山に心を馳せて


最近のお気に入りは、この「遊山箱」。徳島の伝統工芸品で、三段のお重が入った小さな箱には様々な絵柄が描かれています。かつてはひな祭りのころ、子供たちはお重におむすびや煮物、おやつを詰めて、野山に遊びに出かけたそうです。

 『物見遊山』という言葉があるように、農業の始動を控えたこの頃、子供が野山に出かけて楽しく遊ぶことで、田の神さまやご先祖様が里山に降りて来られるという言い伝えがあったとか。春の遠足もここから生まれたのかもしれませんね。お弁当を持っての物見遊山は大切な行事でもあったわけです。

 今はお出かけもままならない日々ですが、古に思いを馳せ、自分で作った小さなお弁当を詰め、小庭を眺めつつ自分で食べています。



『古谷治子3.0@風の時代の働き方』
@Haruko_Furuya

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【社員の意識改革と指導術】

posted by 古谷 治子 at 18:09| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月09日

フルヤハルコ 女性社長のONとOFF vol.44

安定、それだけでいいの?!


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 あっという間に4月の到来、新人研修の登壇が続いています。

 昨春は研修中止が相次ぎましたが、今年はオンライン、ストリーミング、そして分散・少人数での対面研修と、密を避けてのフル稼働で新人さんのデビューをサポートしています。



 巷では、今年の新人は『ソロキャンプ型』と言われますが、わたし自身が最も印象的なのは必要以上の安定志向です。

 「正社員でなければ」「安定した企業へ」「保険もきちんと加入したい」など、私が20代の頃は考えもしなかったことを口にします。

 時代の不透明さを表していますね。

 ただし、占有者としての仕事を考えると、1日8時間として年間で1,784時間、35年働くと62,440時間という膨大な時間を捧げることになるのです。時間と同時に、仕事は気持ちや空間、人間関係をも占有します。

 そのように人生の大部分を陣取る活動において、ただ安定だけでは続かない。成果を得た快感、人を喜ばせる楽しさ、新たな価値の創造などが必ず訪れる挫折の瞬間を乗り越える力となるのです。研修では、そんなやりがいを得るための企業人としての行動をお伝えしていきたいと思っています。

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 それにしてもマスク下での研修は静かです。質問をしてもか細い返事が帰ってくるだけ。会話は必要最低限と人事が規定しているのですから当然ですが、何もできない新人としてはまず元気に、お腹から声を出すこと、挨拶をすること、そのフレッシュなエネルギーが場に力を与えるのです。

 加えて人事の方からリクエストされるのは働く厳しさを教えて欲しい、仕事の重みを認識させたい、積極性を発揮させたい、教わり方を指導して欲しい、また、小さな約束を破ることの重要性を伝えて欲しいという声もあります。

  学生時代のような消費活動ではない、企業人とは生産をするものですから、生み出すことの楽しさを知る必要があるのです。


 そこで古谷が研修で提案するのは、ゲーム形式で発表をカウントすること。チーム分けをして、挙手、発言をカウントしてもらう。その数字を売上として、自ら動き、生産する楽しさを知ってもらうのです。

 新人さんを指導して30年以上、いつも冒頭からガツンと意識の改革を伝えます。これだけで受講生の反応は大きく変わるのです。そして発言も増える。

 オンラインでは緊迫感は薄れますが、声をかけ、名前を呼び、励まし、褒めて、指導していくことで、たった1日の研修でも、小粒で均一化された今どきの若者が少しずつ個性を見せてくれます。この反応が、わたしへのご褒美でもあります。


  新人研修は5月初旬まで、その後はOJTへと続いていきます。ソロキャンプから企業という集団での生産へ、今年も苦難にある新人さんたちを応援していきます。

【オンライン】【4月14日開催】新入社員ビジネス基礎講座1日コース

https://www.ma-support.co.jp/open_lecture/newemployee-training1day/



(再び)ツイッター始めました

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 4月からTwitterを本格始動しました。ユーザーネームは、『古谷治子3.0@風の時代の働き方』。これまでも発信はしてきましたが、変化の風の時代に突入し、苦手なSNSも使いこなそう! と、若手に教わりながら、発信しています。

 フォロー、リツート、何卒よろしくお願いします!再デビューキャンペーンとして、【#風の時代の働き方】をつけてリツイートして下さった方の中から抽選で、古谷治子の著書を進呈しています。期間は430日まで。コメントよろしくお願いしまーす。

古谷治子3.0@風の時代の働き方

posted by 古谷 治子 at 10:51| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする