2021年11月24日

フルヤハルコ 女性社長のONとOFF vol.58

電話応対と【スナック キズツキ】

好評のオンライン講座『ウェビナーサプリ 』、先週は「電話応対強化研修」で想定以上のお申込みと反響をいただきました。

もう一つ、電話応対の教育が重要だと実感したのは、テレビ東京のドラマ『スナック キズツキ 』。原田知世さん扮する主人公が営むスナックにさまざまなお客様が訪れるのですが、第一回の放送ではコールセンターのオペレーターがやって来る。彼女はあるお客様との対応で疲れ傷ついているのですが、その応対シーンが驚くほど「あるある」でした。

 

 ごく一部だけ紹介すると、組み立て机の不具合でコールセンターに電話をかけてきたお客様は絶妙に痛いところを突いてきます。

「女性でもラクラク組み立てって書いてたのに嘘よね、苦労して組み立てても脚が合わないなんて」「そっちが不良品を送ってきたのに、梱包して送り返すの? ダンボールはもう捨てたけど」「じゃ、新しいのはいつ送ってくれるの?」


すぐに対応すると返答したものの、在庫表を確認すると、その商品は品切れでした。


 「送るって言っといて商品がないの? なんで? いつ入るの?」「発送日を約束できないってどういうこと? できるかできないか分からないの?」「あなた新人? 新人じゃないのに何も分からないって。もういい、上の人に代わって!」


イライラが募るお客様はどんどんたたみ掛けるのに、上司は、「うまくおさめてね〜」と電話を代わろうともしないのです。

 なんともセリフが巧い。脚本家はオペレーター経験者なのかと思うくらいよくある光景で、見ている私も「助けてあげたい」と手に汗ものでした。

 これは電話をかける側も受けた側も疲れ果ててしまうやりとりです。なぜか。

 ポイントは2つあって、まずは【FAQ】です。

 FAQとは「Frequently Asked Questions」の略で、電話応対で頻繁に聞かれる質問集、または模範解答を記したナレッジを指します。多くの企業で問い合わせの内容は7〜8割方決まっていて、どう対応して顧客満足につなげるのかが想定されている。そもそも、お客様相談室での対応はオペレーター個人の裁量に任せられるような簡単なものではないのです。

 ところが人員の入れ替わりが激しい、教育の時間がないなどの理由でFAQが浸透せず、情報が共有されていない。これではオペレーターも戸惑います。


もう1点は傾聴・質問・会話する力です。コミュニケーションの基本でもあるのに、教育が行き届かないお客様相談室では「A」について聞かれているのに「C」について延々と答える人が多い。これではお客様の怒りはすぐに沸点に到達します。昨今は電話がつながるまでに時間がかかるので、スタートからしてイラついているお客様が多いのです。


電話応対研修は創業当初からリクエストの多いテーマですが、人気ドラマの第一回に登場するほど今どきの課題になっているとは。

 コミュニケーションが希薄になり、対面や来店よりオンラインになったいまだからこそ、改めて、電話応対の強化が求められていると痛感しました。 

 今後、春の新人研修はもちろん、手軽にご参加いただける『ウェビナーサプリ』でも電話応対マナーを強化してまいります。

 指導者の皆さま、どうぞホームページをチェックしてください。↓↓

https://www.ma-support.co.jp/




仕事人に伝えたい!育成のための【古谷語録】


「誤解は原則、理解は偶然」


 毎回このブログではオフタイムの情報も紹介していますが、今回は私が長年、教育研修に携わってきたなかで実感している一言をお伝えします。

 それは「誤解は原則、理解は偶然」。

 他人に思いや物事を伝えるのは至難の技です。そもそも人というのは、自分の都合のいいようにしか受け取らないもので、誤解されて当然と思っているくらいがちょうどいい。だからこそ、丁寧に分かりやすく、どうすれば伝わるか知恵を絞るのです。ポイントは傾聴、そして相手が分かる言葉で伝えること。理解されたら幸せ! くらいの気持ちでいれば、思いが通じたときの喜びは一入(ひとしお)です。




〜オンラインで週3回 いま必要な学びを届けます〜

マネサポの新サービス『ウェビナーサプリ 

https://www.ma-support.co.jp/news/webinarsapuri-2021newnormal/





posted by 古谷 治子 at 11:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月04日

フルヤハルコ 女性社長のONとOFF vol.57

日本の働き方は変わるのか?


 緊急事態宣言解除からひと月、業種・業態にもよりますが、多くの企業が働き方を模索中です。在宅勤務を見直す企業もあれば、テレワークの目標値を据え置くケースもあり、それぞれ新時代に合わせた経営スタイルの見直しを迫られています。

 ビジネス特化型ソーシャルネットワーキングサービスLinkedInが実施した働き方の未来に関する調査によると、15299人のうち約半数がオフィス出社と在宅勤務を組み合わせたハイブリッド型を希望。人材エージェントLASSICの調査では9割以上は何らかの形でのテレワークを望んでいます。

 従業員側からすると、もう満員電車で通勤したくない、働きやすい場でワークライフバランスを実現させたいなど、一度変化が始まると元には戻りにくい。

 ただ、社内コミュニケーションの不足、通信設備の機能による生産性の低下は否めず、経営側としては働く環境をいかに整えるか、コミュニケーションの改善も急務です。 


9月末にはNTTグループが新しい働き方のあり方を示す10の指針を発表しました。中でもインパクトがあったのは転勤・単身赴任を廃止するという方針で、コロナが収束した後もリモートワークを基本とするとか。全国260箇所にサテライトオフィスを配置し環境を整備する大企業ならではの取り組みです。

東京に集中しがちなパワーを全国に分散、充実させるとの見方もありますが、人財や専門性の育成などはこれからの課題となるでしょう。

 

 サテライトオフィスといえば、都内では続々とシェアオフィスやコワーキンが誕生しています。中でも渋谷駅前・スクランブルスクエアのシェアラウンジにはソロワーク、商談など目的に合わせて使えるインテリアや設備が用意され、雑誌スペースやアメニティ、フリードリンク等も充実してホテルのよう。フリーランスはもちろん家では仕事しにくい会社員の利用も多いそうで、クリエイティブワーカーにとっては新たな出会いの場となるかもしれません。

弊社も今期は新しいテーマとして共創を掲げていますが、サテライトオフィスが出会いや閃きの場となって新しいビジネスが生まれるかもしれません。

 ただし、「環境」があっても使えなくては意味がない。変化の時代は、会社が生き残っていくために働き手にも自律やイノベーションが求められます。

 今後もコロナの感染動向によってリモートワーク、専門性を伸ばすeラーニングラーの強化、副業許可など会社制度の見直しや多様な働き方が進んでいくでしょう。

 望む場所で幸せに仕事をするために職業的能力を伸ばす。

 古谷がライフワークとしているインストラクター養成講座にも武器を身につけたい女性たちが全国から集まってきます。

 「状況とはわたしがつくるものだ」とはナポレオンの言葉ですが、変化の今こそ、学びのとき、行動のとき。コロナの収束を待つのではなく、恐れず今から一歩を踏み出したいものです。


OFF

ディーラー巡りもつい職業病で……


 車の買い替えを考えており、休日はディーラーを巡っています。職業柄か、つい目が向くのがスタッフの動きで、どこの店でもCSチェックをしてしまいます。

 大手メーカーや高級車ブランドだからといって、販売店のサービスが充実しているわけではない。外車ディーラーも然り、です。若者の車離れが進んでいる昨今、こんな応対ではますます車が売れなくなるのではと心配になるディーラーもありました。

 10店以上も回った中、きめ細かい対応をしてくれたのが品川の某モータースでした。丁寧な対応、質問への迅速な答えなど命を預ける車の購入するのですから、スタッフに信頼がおけるかどうかは大事なポイントです。


サービス業の皆さまに定期的なCSの見直しをお勧めします。 応対品質のチェックから向上プログラムまで、調査・分析に特化した『株式会社リサーチサポート』がワンストップでサポートいたします。




入社シーズンに備え、指導力強化はこちら!

【集合型研修】1113日、14日開催 

インストラクター養成講座「新人研修・ビジネスマナー」指導コース2日間

https://www.ma-support.co.jp/open_lecture/instructor-basic20210612/


「株式会社リサーチサポート」

お客様相談室における教育実績No.1

応対品質調査からスキルアップまでをワンストップで!

マネジメントサポートグループのCX実現、CS向上プログラム

https://www.ma-support.co.jp/news/research-consulting-cxcs/


posted by 古谷 治子 at 11:52| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする