名前を聞くのも初めてでしたが、日蓮宗の総本山。
江戸時代の天才アートプロデューサー、本阿弥光悦が私財を投じた菩提寺であり、光悦がかかわった美術作品、長谷川等伯が60代で描いた大作『涅槃図』もここに残されています。
お寺のある小川通界隈は、東山界隈とはまったく違って、観光客など誰もいない。漂う静けさに、小鳥が鳴く声、木の葉が揺れる音さえ聞こえてきます。
ふと見ると、素敵な門構え。「何だろう」と見ると、裏千家のお家元。緑に囲まれた数寄屋造り、簡素ながら堂々とした檜皮葺は、『兜門』と呼ばれるそうです。実はこのあたり、茶道の町でした!
今ではもう川は流れていませんが、辺りは名水、名井が湧くとかで、裏千家の『今日庵』、表千家の『不審庵』のほか、楽吉左衛門宅など千家十職のお屋敷も立ち並んでいます。
どうりで落ち着いた雰囲気なわけです。
こういう京都もいいですね。何度訪れていても、知らない場所はたくさんあります。
博物館や美術館、観光名所の寺院に行かなくても、光悦や等伯の作品に出会えます。この地で茶道文化が連綿と受け継がれてきたのも初めて知りました。古いものあり、新しいものあり、観光名所も、全部がうまく息づいているのが京都です。
帰りぎわ、小川通にある茶道具の店、『清昌堂やました』に立ち寄りました。1847年創業、店内には立派なお茶碗、水差、美しい棗などがギャラリーのように並んでいます。
とてもとても買えないけれど、目の保養に(笑)。
静かな京都はこころの栄養になりました。
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