みなさま、こんにちは。今回からブログを一新! これまでは「社長の現場」と題して、社長の仕事アレコレを綴ってきました。これからはONとOFF、両方で得た刺激や情報をもとに、女性経営者としての様々な思いを発信します。
第一回はオフでの話。クルーズ旅行の静かなブームに乗って、GWに話題の瀬戸内クルーズを体験してきました。
2017年から就航する『ガンツウ 』。19の客室すべてがテラス付スイート、2泊以上で瀬戸内を回り、最低料金は一人40万円と破格ながら、予約は3ヵ月先まで満席だとか。
私は主人と共に、2泊3日で宮島などをめぐる西回りコースに参加しました。
ガンツウ のコンセプトは、「せとうちに浮かぶ小さな宿」。11種類もの木が使われた船内は、船とは思えないウッディな和空間で、部屋のテラスには海を眺めながら入れる檜の露天風呂がついています。
オールインクルーシブの食事は東京の星付レストランが監修し、夕食は海の幸を中心に素材がずらり、「お好きなものをお好きなように」料理してくれます。朝は野菜や果物がカラフルに並び、ラウンジでは目の前で作られる和菓子とお茶を、バーや縁側のようなデッキではいつでも好きなお酒をオーダーできます。
小さなジムや大浴場、「彫刻リンパ」と呼ばれるオリジナルのマッサージもありますが、船での時間は静かに、静かに過ぎていきました。
初日はうかれてワインを飲み過ぎてしまい、2日目は飲めず(笑)。船から見えるのは穏やかな内海の島々、夕暮れの後はライトアップされた橋が美しく光っていました。
豪華客船にありがちなエンタメも、趣向を凝らしたアクティビティもなし。朝は小島に上陸して散歩、時には漁やお祭りの見学など船外体験もあるようですが、ただのんびりゆったりと。
この優雅さこそ大人の贅沢なのでしょうが、いつも動き回っている私は少々退屈してしまい、気つけばマンウォッチングへ(笑)。
お客はすべてカップルで、熟年夫婦かIT関係らしき経営者と若い女性。会話しているのは熟年カップルで、若い方たちは、話すどころかいつもスマホを見ている・・・。Twitterかインスタで、ガンツウ の旅を発信中? これで本当に40万〜100万円分を楽しめているのでしょうか。
自然素材のインテリアや地元作家の逸品を揃えたショップ、島の日常を体験する感度の高いクルーズは、新たな形の地方活性と言えるでしょう。
また、瀬戸内は外国人客にも人気が高いようで、インバウンド効果も期待されているとか。昨秋の中国地方へのクルーズ船の寄港は前年比の6割増とのデータもあり、ガンツウ が寄与しているとも言われます。
ただし、このスモールラグジュアリーを楽しめるのは、かなりの旅の上級者でしょう。
私たち夫婦はといえば、一度で満足。長かった連休の目玉にはなりました。
本年度入局の新人さんに向けて、最後の新人研修。社会人生活で迷うことのないよう、「心が折れないため鉄則」をお話しました。
造幣局は独立行政法人で、今年の入局は工場勤務、事務職、総合職を合わせて25名。公的機関でありながら、仕事は一般流通の貨幣製造を中心に、勲章や金属工芸品の製造、研究開発や販売、海外業務と多岐に渡ります。育児サポートなど女性活躍も推進中だそうです。